「メジャーリーガーの幽霊が出る」というところは、「そういう設定だから」ということで納得できる。、 しかし、問題は主人公の妻の言動。畑をぶっ壊して、さらに全貯金をつぎ込んで野球場を作ると言い出した夫に対して、なんの反対もなく了承してしまう。そして、後に「やっぱり、畑に戻そう」と言い出す。これは非常にリアリティに欠ける。
『 またもや残念な疑惑の判定が出てしまった。 協栄ジムで思い出されるのが、現会長の父である先代の故金平正紀会長が育てたWBAジュニアバンダム級王者の鬼塚勝也の試合。5度の防衛を果たしたが、必死に相手のパンチに耐える姿が印象に残るリングで、何度も判定勝ちを収めた。 プロボクシング界でジャッジを含めて興行権を持つジム側が一切を取り仕切る。ホームタウンデシジョンの原則が生まれる温床だ。確かに小差なら見方の違いもある。しかし、あまりの大差では会場がしらけてしまう。 同ジム絡みの世界戦では、故金平会長時代には対戦相手に毒入りオレンジを送ったとされる事件も起きている。 若い亀田の力は、この試合で敗者になっていても、その後に世界王者に届く可能性は十分ある。破天荒な言動で若者に人気のある「劇場型ボクサー」に罪はない。だが、関係者が世界戦を「筋書きのあるドラマ」にしてしまったために、19歳は思い十字架を背負わされた。(竹園隆浩)「朝日新聞より」』