最近急に注目を浴び始めた『リストランテ・パラディーゾ』がなかなか面白かったということで、同作者オノ・ナツメさんのデビュー作(であろう)『LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~』も読んでみることにしたわけです。
う゛ぅ~ん。なんて言うか、ピンとこない漫画だなァ~って思ったのが本音。なんだろう、・・・やっぱり、「イタリア」という自分には(今のところは)大よそ関わりのない国での物語であって、イマイチ感情移入できなかったのが大半を占める原因だと思う。
とは言ったものの、オノ・ナツメさんの漫画はほとんどヨーロッパが舞台になっているし、『LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~』は「まったりと流れる時間や、何気ない優しさや可笑しさ」を楽しむ作品であって(絵柄も内容に合わせて少し崩したタッチになっています。)、ピンとくるとかこないとか、感情移入とか、そういったことはそれほど重要な要素ではないと思いますし、ましてやオノ・ナツメさんの作風を批判するわけではありません。むしろ、すごく期待する部分もあります。
ただ、やはりまったく文化の違う国での出来事に対してこれといって興味が湧かない。というのが個人的な意見です(こればっかりは好みなのかもしれませんが)。
もし、いつかオノ・ナツメさんが日本の(現代の)生活がテーマになっている漫画を書く日が来るのなら、その時は非常に楽しみにして待ちたいと思います。
『リストランテ・パラディーゾ』はストーリーがしっかりしていて、とても面白いです。こっちはオススメ!
『LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~』
満足度:
★★(
★)☆☆ 2.5/5
『リストランテ・パラディーゾ』
満足度:
★★★(
★)☆☆ 3.5/5