満足度:
★★★(
★) 3.5/5
すごい斬新!こんなポップな歴史漫画見たことない!!
題材が果てしなく地味なのにもかかわらず、ここまでポップに仕上がって、尚違和感なく読める漫画に出合ったのはこれが始めて。
自分はお堅い歴史漫画が昔から大嫌い(無論教科としても歴史は嫌いです)なので、『へうげもの』に関しても手が出るまでに3ヶ月ほど悩んでいたのですが、読んでみると進む進む。歴史漫画とはまったくイメージの違う作品です。これなら歴史好きでも嫌いでも関係なく楽しめるハズ・・・!
では、一般的に言う「歴史漫画」とドコが違うのかというと、「思い切った擬態語」と「それだけで爆笑モノの感情描写」、この二つが大きい。
最近は割と普通になってきた感のある「不思議な擬態語」だけど、歴史漫画でお目にかかるのは初めて。本編曰く「のぺえっ」とか「はにゃあ」だとか。
描写は・・・・
こんな感じ。
満足度:
★★★★★★★★(
★)☆ 8.5/10
第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞(同時受賞:千と千尋の神隠し)、第33回シッチェス映画祭(スペイン)最優秀アジア映画作品賞受賞、第6回ファンタジア映画祭(カナダ)最優秀アニメーション映画賞芸術的革新賞受賞とそうそうたる賞を受けたこの作品ですが、国内においては『千と千尋~』の圧倒的な知名度の高さに埋もれてしまい、一般的な認知度は現在においてもあまり無いようですね。私的には『千と千尋~』よりだいぶ好きだったのですが。
とにかくこの表現力!スゴいです。実写ではなし得ない、アニメーションならではの良さがたくさん詰った作品だと感じました。
巧みに入れ替わる幻想と現実・過去と現在、音楽、背景、スピード感。全てに魅了されます。
この映画、画像(写真)として見ても楽しめるんです。色使いがすごく綺麗なのです。自分は、千代子の赤い帽子と雪とがコントラストになっているシーンがとても気に入りました。(映画見ないと分りませんが。。)
ストーリーが単純明快なのも良い。「ストーリーの薄さ」についてはは賛否両論ですが、個人的には気になりませんでした。演出が凝ってるということで、ストーリーがシンプルになってすごくバランスが取れています。こんな単純なラブストーリーでまさか感動するとは思ってなかっですよ。
結構モテる美男子な主人公。でもすごく鈍くて「年齢=彼女いない歴」。そして人を幸せにするための小さな思いやりが
真逆の結果になることからくるストレスで胃の病気に。さらには人を過度に気遣うことを止めるのもストレス。そんな主人公伊原優一(24)の空回りライフ。
4コマギャグ漫画です。基本的には主人公の「裏目に出る優しさ」で落とすのだけど、それが少しワンパターン。最初は大爆笑だったけど、最後の方は飽きてくるかも。
それでも、なぜかオチが読めないのが不思議。最後の最後まで何を言い出すか分らないのですよ。そこは松山さんの台詞回し&オチの持っていき方に脱帽です。
買って損はしなかったが、2巻からは買わないかな~。
『やさしくしないで!』
満足度:
★★★☆☆ 3/5
満足度:
★★★★★★★☆☆☆ 7/10
見てみました、有頂天ホテル。結構面白かったですよ。
「喜劇」ということで、大爆笑を期待していたら、そういうことではないのですね。クスッと笑う程度でした。「笑い」という面から見れば、そこまで評価できる映画じゃないと思います。
この映画、ドコが良かったかって聞かれると「テンポがすごく良いのですよ!」としか答えられないですね。(それは悪い意味ではなくて、むしろ良い意味で。)
とにかくテンポが良かった。2時間半という少し長めの上映時間ですが、まったくダルさがありませんでした。それに、喜劇としてはかなり複雑な脚本も、「テンポの良さ」のおかげでまったく違和感なく見ることができます。
僕の見た限り、ほとんどが1シーン1カットでした。最初は、これに関しては違和感をおぼえましたが、どうやら「舞台っぽさ」を意識して作ったらしいのです。それを聞くと、「あぁ、なるほど~。」と。
それにしても、キャストが
無駄に豪華。それも一つのウリなのでしょうが、僕にはまったく好感が持てませんでした。ちょっと使いすぎ・・・。
『僕の小規模な失敗』が非常に面白かったので、同作者の『カワイコちゃんを2度見る』も読んでみることにしたわけです。
この作品、・・・シュールです。かなりシュール。面白言っちゃぁ、面白いんだが、ドつぼにハマる程ではないかなァ。(あ、ギャグ漫画なんですけどね。)
(クドいですが)設定はシュールで、展開もなかなかのモノでドンドン読み進めるんですが、如何せんオチがイマイチ・・・。
一話目に収録されている(短編集なんですよね)『ストーカー氏の恋』では、ストーカー「する側」と「される側」のやり取りが非常に面白く、期待度は急激に上昇するのだが、オチで少し冷めてしまう。
7話目の『飼ってはいけない居候』もまったく同じだ。主人公フジオとネコ型老人との会話は、非常に面白い(どう面白いかは読んで確かめてみて下さい)のだが、オチで「え?これがオチ??もったいない。」と思ってしまいます。
唯一、三本収録されている『日本のアルバイト(1,2,3)』はかなり興味深いし、読み応えのある内容でした。しかも、これだけはかなり異質なオーラが漂っていました(ギャグでもないし)。オチも、個人的には納得のいくモノでした。
『日本のアルバイト』に関しては、すごく趣のある作品に仕上がっているし、他の作品も結構面白いので(やはりオチは弱いですが)、マニアックな漫画が好きな方は買ってみるのも良いかもです。
『僕の小規模な失敗』はすごく面白かったんですけどね。あれは作者自身の実話を描いたものなので、オチが無くても納得できるからなのかな?
『僕の小規模な失敗』
満足度:
★★★★☆ 4/5
『カワイコちゃんを2度見る』
満足度:
★★★☆☆ 3/5