明日は明日の風が吹く。
2006-11-13T19:16:30+09:00
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アップ予定の記事: 千年女優、虹ヶ原ホログラム、東京ゾンビ、、ラヂオの時間、マルコビッチの穴、攻殻機動隊、ソナチネ、ショーシャンク、パッチギ!、・・・etc
Excite Blog
『ファイン』 信濃川日出雄
http://clover001.exblog.jp/6022118/
2006-11-11T18:39:00+09:00
2006-11-13T18:19:54+09:00
2006-11-11T18:39:55+09:00
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漫画・アニメ
満足度:★★★☆☆ 3/5
【まだ描いてたんだ、絵――。
現代アートの芸術家を目指す27歳・上杉に届いた一通のメール。それは美大在学時に“巨大雪上地上絵”を制作した仲間からの同窓会開催の知らせであった。
一向に売れない絵、将来の見えない貧窮生活・・・・・・ 追い詰められた男の人生が、今、静かに動き出す――!!(表紙裏面より。)】
2巻までしか出版されてないということで、まだ話の展開がハッキリしないし、作中で結局何が云いたいかってところまで至っていないんですよね。ですから、この作品を評価するのはまだまだ早いので、まずは2巻までの感想を――。
1巻を読み終わって思ったのが、浅野いにおさんの作風に似てるな~・・・、と。悪い言い方をすれば、“パクりって程ではないけど、流行に乗っかった感じ”。でも、これはこれで面白い。“それ”がそこまで悪い方向に進んでないと思う。それと、テンポや展開が荒削りなんだけど、それがまた良い。もちろん綿密なストーリーと軽快なテンポで展開していった方が好きなのだけど、そうじゃないのもまた一興といった感じです。
2巻を読み終えて――。
1巻とは少し雰囲気が変わったかな。この巻で「恋愛の素材」が無くなって、アート(生活)一本になったのが原因か。
この巻では、主人公の“オリジナリティ”へのこだわりや希望が度々表現されています。このことから、恐らく「オリジナリティ」というのはこの作品の重要なキーワードだと思うのですが、この漫画自体にオリジナリティが無いのでイマイチ納得できない。
もう一つ苦言を言うなら、「27歳のリアル」というのがこの作品のキャッチコピーになっているのですが、あまりリアリティがないです。むしろ現実離れしている方かと。
2つも気に入らないところを云ってしまったけど、どの作品にも気に入らないところってのは有ります。なので個人的にはそこまで気にならなかったし、続きが気になる作品なのでこれからも新刊が出る度にお金に余裕があれば買ってみようかなと思います。結構面白かったですよ。
それと、1巻に数ページほど収録されている著者の初期作品『チチリの世界』がすごく不思議な感じで惹かれました。本当に数ページだったけど、それだけで満足度+0.5(★)でした。
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『説得ゲーム』 戸田誠二
http://clover001.exblog.jp/6007882/
2006-11-08T23:12:00+09:00
2006-11-13T18:23:30+09:00
2006-11-08T23:12:35+09:00
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映画
満足度:★★★☆☆ 3/5
『しあわせ』など、ヒューマンな作風のショート・ショートで注目を集めた若手だが、今回は初めてSF作品だけを集めた短編集になっている。
この作品、戸田誠二さんの最新作ということで非常に楽しみにしていたのですが。最初に読んだ時は、ガッカリでした。期待していた分・・・、という感じに。
ですが、今回ひさしぶりに読み返してみるとこれはこれで面白い。当初からネタ切れ感や展開の雑さが顕著に表面に出ていたのが気になっていて、駄作のレッテルを貼っていたのです。が、改めて読むと「アイディア、設定」が非常に面白い事に、今さらながら気付くことに。
【アイディアが面白い】
例えば、一話目に収録されている『キオリ』。
若手脳科学者・高橋が、自殺した女性の脳をひそかに培養するプロジェクトに参加する。
脳には音声装置がつながれ、コミュニケーションがとれるようになる。「体なんかなくたって大丈夫ですよ」「今の時代、脳さえあれば十分ですよ」と脳に語りかける高橋だったが、脳はやがて原因不明の萎縮を始める・・・という作品。
『キオリ』は、「生きることの尊さ」という戸田誠二さんがいつも読者に問いかけているテーマがすごく切実に、顕著に現れている作品。この話はなかなか良かった。
他には、最後の5話目に収録されている『クバード・シンドローム』。
男性の出産を認めた「クバード法」が成立した近未来を舞台に、妻にかわって子どもを出産する男を主人公にした短編。「クバード」とは、男が妊娠・出産を模倣する未開社会の風習の名だという。
これもなかなか面白い設定。ですが展開が少しベタな感じがするんですよね。それでも最後はそれなりに感動しましたし、この作品も好きな方です。
そういえば、シュワちゃん(もちろん男役)が子供を産む映画ってありましたよね。あれはコメディだったけど。アイディアの出元はそれなのかな。
表題作の『説得ゲーム』では。
プレイヤーがバーチャル空間に現れる自殺志願者を説得するゲームソフトの話。
自殺を思いとどまらせればクリア。説得できずに自殺されてしまったらゲームオーバー。ソフト開発者の正体は不明だが、ゲームをすべてクリアできた者には賞金1000万円が用意されている。
だが、開発者の正体は……。
ストーリーだけ聞いたらとても面白そうに思えるが、なんだか空回っていてそこまで面白くない。アイディア負けしてる。
他にも、他人の体に自分の脳を移植するという大手術により一命を取り留めた山本だが、新しい身体で生活していくうちに、”本当の自分”ではないという違和感を持ち始める・・・。という『NOBODY』。
『タイムマシン』タイムマシンを開発した研究者が最初に向かった行き先はとは・・・。などがある。
『NOBODY』は東野圭吾の小説に似たような設定の作品があるので、それに影響を受けたのだろうか。
本作はそれなりに楽しめるし、感動もする。ただ、『生きるススメ』、『しあわせ』と比べると、やや完成度の低い短編が集まってしまったように思う。
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『レベルE』 冨樫義博
http://clover001.exblog.jp/5997541/
2006-11-07T00:31:00+09:00
2006-11-13T18:49:24+09:00
2006-11-07T00:31:54+09:00
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漫画・アニメ
満足度:★★★★★ 5/5
「週刊少年ジャンプ」誌上において1995年42号から1997年3・4合併まで、ジャンプとしては異例の月1連載で全16話を掲載。『幽☆遊☆白書』に続く、作者3作目となる連載作品。単行本はジャンプコミックスより全3巻。『アシスタントを使わず一人で描いたらどうなるか』ということに挑戦した作品であるため、月1での連載となった。
作者の出身地である山形県を基本舞台に、作者自身の趣味であるオカルト的な要素の強い、宇宙人を題材としたSF作品。地球にやって来たドグラ星のバカ王子が暇つぶしに起こす悪ふざけを軸とした物語がオムニバス形式で展開される。
全3巻と短い作品ながらも、設定・アイデア共によく練り込み詰め込んである為読み応えがあり、またシリアスとギャグのバランスがよく、常に読者の裏をかく展開の面白さから、連載当時より人気が高かったが、現在においてもカルト的な人気を誇り、作者の最高傑作に挙げる人も多い。
バカ王子に対して発せられた「あいつの場合に限って 常に最悪のケースを想定しろ 奴は必ずその少し斜め上を行く!! 」の台詞は有名で、ネット上を始めとして様々な分野で用いられる表現となった。
(以上ウィキペディアより。)
これほど完成された少年漫画には出合ったことがない。間違いなく富樫さんの最高傑作だと思っています。
意表をつくストーリー展開、シュールなギャグ、サスペンス、ミステリー、SF、シリアス、コミカル。様々な要素が異様なバランスを保って崩れない。かなりクォリティの高い作品です。
奇想天外な物語だが、内容がしっかりと練られているので、全体の骨格がしっかりとしている。なので、独自の理論を展開していたり、説明文がやたらと長いシーンでも非常にスムーズに読むことが出来る。 また、小説などでは表現しにくい様な事柄が、リアルな絵で表現されている。
参考にと、『HUNTER×HUNTER』と『幽☆遊☆白書』を全巻読んでみたが、比べると圧倒的に『レベルE』が面白かった。『レベルE』は彼の代表作である上記の二つの作品とは少々異質なものなのです。『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』風の作風であった『幽☆遊☆白書』から一変、オカルトチックなサイコサスペンス&ギャグに。
『幽☆遊☆白書』では主人公の成長過程の描写が殆ど無く、行き当たりばったりで全く説得力のない作品(いわいる”少年漫画”)に感じたが、本作では綿密に練られたストーリーと納得のいく設定により、非常に説得力のある作品に感じられる。
また、『HUNTER×HUNTER』では独自の世界感を取り入れ、主人公やその周りのキャラクターの成長過程や過去設定が非常に細かく表現され、「ストーリーの綿密さ」「説得力」ともに非常に完成度が高い。それでいて少年漫画としてのエンターテインメント性を融合させた、異例の作品と言える。少年漫画としてはずば抜けてクォリティの高い作品でした。それこそ『ヒカルの碁』に匹敵するほどに。
・・・しかし、最近の展開には少し腑に落ちない部分があります。 まずはバトルについて。長い期間をかけ形成された「念」という概念がおろそかになってきた気がします。22巻の旅団メンバーの能力や23巻のオロソ兄妹の力など、もはや四大行の流れや論理的な組み立てが感じられません(フェイタンの能力など王や親衛隊に楽々勝てるのでは?と思ってしまいます)。
もう一つは、キャラの魅力が少なくなってきたこと。ネフェルピトーなど、いきなり出てきて、とにかく凄いオーラだなどと言われても、いまいち強さもピンとこないし惹かれません。全体的に少し詰めが甘く、収集のつかない感じになってきているように思います。
さらに、背景を省いたり、書いてもネーム程度。もはや作画崩壊と言っても過言ではない状態。
少し長くなってしまいましたが、要は「終わり時を見失った」、「もしくは話も大きくしすぎて収集がつかなくなった」ということです。
しかし、『レベルE』は全3巻とコンパクト。それでいて内容が濃く、収集がつかなくなるということは無かった。作画もわりと手が込んでいます。
どの角度から見ても落ち目がない作品というのは本当に滅多にない。オカルトやサイコ系が嫌いな人にはちょっと苦手かもしれないが、そういう人以外には自信を持ってオススメする。
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『PERFECT BLUE』
http://clover001.exblog.jp/5979405/
2006-11-03T22:51:00+09:00
2006-11-03T22:52:27+09:00
2006-11-03T22:51:36+09:00
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映画
満足度:★★★★★★(★)☆☆☆ 6.5/10
【アイドルグループ、チャムに所属する霧越未麻は突如グループ脱退を宣言し、女優への転身を計る。
かつてのアイドルからの脱却を目指すと自分を納得させ(つつも事務所の方針に流されるままに)ドラマ出演でレイプシーンを演じる。さらにはヘアヌードのオファーが来るとアイドル時代からは考えられなかったような仕事をこなしてゆく未麻。
しかし、人気とは裏腹に未麻は現状への不満を募らせ、アイドル時代の自分の幻影さえ見るようになる。レイプシーンやヘアヌードは本当の自分の姿なのか。自分が望んだことなのか。
そんな疑問を抱く中、何とかインターネットに接続して見たホームページに自分の行動が本人の記憶以上に詳しく描写されていることに気づく。未麻はストーカーに監視されていたのだった。それと同時に、未麻の周辺で関係者が次々と殺される事件が発生する。
アニメーションサイコホラー。】
このパーフェクトブルーという映画の特徴は、とことんリアルなのに実写では映像化不可能であろう点です。この一見矛盾した事柄を理解していただくには本編を見てもらうしかないのですが。人間のエグさや影が垣間見えるように上手く表現できていると思います。
今敏監督お得意の現実と幻想が巧みに入れ替わる演出にはアッパレ。気を抜いたらこっちまでもがおかしくなりそうな、そんな狂気じみた雰囲気をかもし出しています。
ただ、事件について説明不足な感じや、 終わり方があっさりしすぎな所など、脚本で少々気に入らない部分もあったのも事実です。
それと、実はこの作品、劇場公開時はR指定でした。なのに、なぜか発売後のDVDはR指定マークがありません。パッケージにもそれを示唆する文書は少なくいため、そういう表現が含まれているとは分りにくい。観る側としては、R指定と知っていた方がそれなりの心の準備ができるのに。残念。
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『ポセイドン』
http://clover001.exblog.jp/5968979/
2006-11-01T23:12:00+09:00
2006-11-01T23:14:51+09:00
2006-11-01T23:12:14+09:00
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映画
満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆ 4/10
原作の『ポセイドン・アドベンチャー』は人間ドラマを描いた良作と聞いていたので、わりと期待していたのですが、こっちのリメイク版は普通のアクションものになっちゃってました。普通の。
流石にCGはかなり綺麗だったんだけど、それだけでした。他にこれと言って良いシーンもなくかったかな。気に入らないところを挙げるとキリがないので、あえてちょっと気に入った所を挙げると、「その辺に死体がゴロゴロ転がってる」というところ。大きく見てリアリティが乏しい作品なのに、こういう細かいところでリアリティがあるのは面白い。
単純明快なアクション物として観る分にはそこまで悪くないと思うが、それなら船を逆さにする必要もないと思う。「ポセイドン・アドベンチャーのリメイク」というのを売り文句に使いたかっただけのアクション映画と言われても言い返せないでろう作品。
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『マルコヴィッチの穴』
http://clover001.exblog.jp/5961256/
2006-10-31T17:47:00+09:00
2006-10-31T17:52:33+09:00
2006-10-31T17:47:58+09:00
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映画
満足度:★★★★★☆☆☆☆☆ 5/10
非常に評価が難しい映画。 面白かったか?と聞かれたら、とんでもない面白くありませんでしたよ。と答えるしかないのだが・・・。それでも、・・・この映画は何か惹きつける力がある。
【主人公のシュワルツは人形使い。このご時世に人形使いが売れるワケもなく、別の仕事を探すことになる。
その仕事場で、偶然にも奇妙な扉の向こうにあるトンネルを見つける。そのトンネルはマルコヴィッチの頭の中に通じるものだった。】
とにかくシュール。そして好き嫌いのハッキリ分かれるギャグ・展開。決して万人受けする映画ではない。むしろ、とことん賛否両論が飛び交う映画なわけだ。
この映画、コメディと見るか、サイコホラーと見るか、何のメッセージもないおバカ映画と見るか、人間のエゴを描いた深い作品と見るか・・・。観る人によって色々な見方が出来ると思う。どの見方が良いなんてことはない。人それぞれの見方で、楽しめた人は存分に楽しんで、考えさせられた人はそれなりにブルーになって、バカバカしいと思った人はとことん罵ればいいと思う。こんなにも意見が分かれる映画は滅多にない。個人的に面白くないと思ったが、一度見てみるのも一興。
※性的表現が濃い為、家族で御覧になる場合はご注意を。
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『フライトプラン』
http://clover001.exblog.jp/5950354/
2006-10-29T20:54:00+09:00
2006-10-29T20:56:21+09:00
2006-10-29T20:54:54+09:00
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映画
満足度:★★★★★☆☆☆☆ 5/10
そこそこヒットした映画だし、気になって見てみたわけですが、ふっつうの映画でした。見て損はしなかったけど、別に見なくても良かったなぁと思える。CMの作り方が異様にウマい。苦笑
簡単に言うと、脚本が×(設定△、展開△、オチ×)。演出はまぁまぁ。演技は○。
ただし!序盤のサイコホラーチックな演出はすごく良かった。ここが唯一の見所だったと思う。中盤の伏線にもなっていたし。
そいで、最後はやっぱりアメリカ的なアレかい・・・、と。序盤の演出が良かった分、オチでガッカリ。さらには、ジョディー・ホスターの演技にハズレはないわけだが『パニックルーム』の時の方が良いように感じた。なんとなくだけどね。
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『GOAL! STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い』
http://clover001.exblog.jp/5934263/
2006-10-26T19:51:00+09:00
2006-10-26T19:54:31+09:00
2006-10-26T19:51:58+09:00
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映画
満足度:★★★(★)☆☆☆☆☆☆ 3.5/10
すげー形式ばった映画でした。ストーリーも良くあるサクセスストーリーで何のひねりもなく、展開もベタベタ。よくあるTVドラマの様に、「お約束」満載。
脚本のベタさもさることながら、さらに演出も「お約束」。もうとにかく「ベタ」としか言いようがないですね。良い意味で、ではなく悪い意味で。
「映画」として見れば、かなりレベルの低い作品だったんですが、ベッカム、ジダン、ラウルが普通に出てきたのはちょっとビックリ。ジェラードもプレーしてたし、ランパードもチラッと出てた気がする。観客の応援はわりと臨場感があって、さすがに大金をつぎ込んだだけの事はある。
でも、せっかくの臨場感を全く活かしきれてないのが残念。主人公が所属するチームが劇的に勝利した時だって、まったく何の感情も湧きあがってこなかった。やっぱり演出家がちょっと酷すぎたかな。
それと、主人公のドリブルの仕方があまりにもアレなのはちょっと気になった・・・。もっと前見ろよ・・・。
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『プラネテス』 幸村誠
http://clover001.exblog.jp/5916505/
2006-10-23T16:29:00+09:00
2006-10-24T22:50:10+09:00
2006-10-23T16:29:00+09:00
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漫画・アニメ
満足度:★★★★☆ 4/5
宇宙開発をテーマにし、しっかりした科学考証を背景に、そこに営まれる人間の生き方を描いた作品。全4巻といい感じに収まりながらも、内容は濃い。是非一気に全巻読んでほしいオススメの漫画。
表紙を見て「よくあるSF漫画かな」と、読むのを先送りしていたのですが、この作品は、”そういう”いわいるSF漫画とは一味も二味違った、非常にリアリティの高い作品でした。
近未来宇宙漫画の何がリアルだ!と言われれば、”宇宙工業に関して”は確かに反論できないのだけれども、説得力はある。
現在では核融合炉の実用化や推進力としての応用、高高度旅客機、居住型宇宙ステーション、月面ベースなどはまだまだ発展段階だが、この物語の舞台になっている。しかし、今から70年後と言われれば十分納得できる話だ。
まぁしかし、この作品がリアルなのは、なにも「宇宙船の造形やら使用目的が現実味を帯びている」という様な見た目からくるモノではない。
そもそも、タイトルや表紙から、宇宙空間でのアクションやSFとして見られがちだが、宇宙が舞台になっているだけの完全なヒューマンドラマなのだ。
登場人物の心情・感情描写や人間臭さが非常に顕著に描かれていて、そこがリアル。サブキャラのストーリーもお腹いっぱい楽しめて、自然に感情移入できる。
また、ストーリー構成も非常に上手い。一話完結のシュートストーリーがいくつも折り重なって、『プラネテス』という作品を構成している。その構図はまさに宇宙を見ているよう。
「思想」「生と死」「仕事感」「恋愛感」そして「愛」。宇宙を舞台にたくさんのテーマを深く、極力シンプルに、そして人間臭く描いた傑作『プラテネス』。まあ、腑に落ちない所もあるにはあるが、それも微々たるもの。余裕を持って許容範囲内だろう。
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『あたしの女に手を出すな』 南Q太
http://clover001.exblog.jp/5856296/
2006-10-12T22:45:00+09:00
2006-11-13T18:54:12+09:00
2006-10-12T22:45:15+09:00
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漫画・アニメ
満足度:★★★★☆ 4/5
帯に「南Q太1992―1999」とあるように、デビュー作から中盤作までをたっぷり収録した一冊。かなり読み応えアリ。
南Q太の作品はこれが始めてなんですが、この作品で彼女に大きく興味を抱きました。言葉をぎりぎりまで削って絵の力で読者を釘づけにする洗練された作風に魅了され、非常に驚いてしまったのです。Q太さんはなぜココまでリアルに恋愛感情の描写が描けるのでしょうか。なんでもない日常の恋愛風景も、Q太さんが描くだけでこんなにも味の深い作品になるんです。
前半の短編集なんかは購入後2週間で既に5回ほど読み返したんですが、まず飽きないですね。後半の長編『あそびにいこうよ』はたしかデビューしてすぐの頃の作品だったかと思いますが、これに関してはまだちょっと実力が伴ってなかったというか、実力不足の感は否めませんでした。でも前半の短編集が素晴らしく良かったので、合わせてチャラになるかな。]]>
06 10/9 HERO’S
http://clover001.exblog.jp/5849299/
2006-10-11T19:50:53+09:00
2006-10-11T19:50:53+09:00
2006-10-11T19:50:53+09:00
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総合格闘技(PRIDE,武士道,…etc
秋山成勲○-×ケスタティス・スミルノヴァス(1R KO)
すごい。すごい筋肉。今まで見た日本人総合格闘家の中で一番良いカラダしてるんじゃないかな(個人的には美濃輪よりも)。この前の試合ももこんなカラダだっけな?と記憶をたどってみると・・・、そういえば秋山って柔道着着てたんだった。今回は脱いでるけど、打撃で決着をつけたかったのか。
柔道着脱いだのがそういうのを示唆してるかどうかは判らないが、結果は見事なスタンディング決着。スミルノヴァスはやっぱりグラウンドの選手だったか。スタンドでの攻防がアラい。これだと欧州12大会制覇と言われても説得力に欠けるというか、なんと言うか。
無論、グランドに以降しても秋山優勢は変わりなかっただろうが。
大山峻護×-○メルヴィン・マヌーフ(1R KO)
予想通りすぎる・・・。大山は私的に好きな選手なんだけど・・・、まぁこうなるわさ。それにしても、マヌーフは強い。PRIDEの選手とやってほしいな。HERO’Sにはまだはっきりと判るモノサシがないからなあ。ましてや、打撃でマヌーフとやり合える選手なんて・・・。ダン・ヘンダーソンとやらせてみたいな~。
宇野薫○-×アイヴァン・メンジバー(判定)
今大会で初めて気付いたのが、宇野って目ぇ良いのなってコト。15分間集中切らさず相手のパンチを見切れているのは、スゴイことだね。見直したぞ!宇野の試合は今まであまり真剣に見ることがなかったんだよね。あまり好きになれなくて。
でも、宇野の技術が非常に高いのは重々承知なわけです。そんな彼からバックマウントを取られているのに一本を防いだメンジバーもなかなかの逸材。打撃も良いし、なによりバランスが良い。でも、(技術的に)ずば抜けた部分がないだよね。勝ち残った4強のなかでは一番弱いかな~、なんて思います。
J.Z.カルバン○-×ハニ・ヤヒーラ(1R ギロチンチョーク)
なんだコイツ。怖い。結局ヤヒーラがどこまでの実力者か判らなかったよ。
アントニオ・シウバ○-×カイシノフ・ゲオルギー(1R KO)
シウバはなんつうか俊敏性がすごい。うまくカウンターであわせてくる。コイツもかなり強いんだが、やっぱりモノサシがないのが残念だ。
ドン・フライ○-×キム・ミンス(2R KO)
ミンスはいい加減ローに慣れないと。そいでせっかくグラウンドに持ち込んだのに決めきれないんじゃ柔道家の意味ないじゃないか。ドン・フライには勝ってほしかったなあ。こんなんじゃ今後第一線で活躍するのは難しいよ。
ドン・フライはさすがに年齢のこともあるからね。1R後半からバテバテ。でも、最後は経験の差か、右フックがきれーに決まる。審判も反応早かったなあ。
所英男○-×金子賢(1R 腕十字)
師匠の前田は顔面ボコボコにしたれ!みたいなこと言ってたけど、弟子の所はどうやら最初から一本しか狙ってなかったようだったね。
金子は前田さんの言う通り、アマチュアから上がってくるのなら問題ないのだが・・・。
宇野薫×-○J.Z.カルバン(判定)
ヒザもあるし、パワーがすごいからテイクダウンしにくいのは分るけど、やっぱり宇野にはグラウンドで勝負してほしかった。グラウンドで上になったら相手の体力も奪えるし。パンチで崩してからのテイクダウンを狙っていたのだろうけど、全部後手後手に回ってしまった感じ。
メンジバー戦でも思ったことだけど、やっぱり宇野の良い所は集中力を切らさずに安定してディフェンスできる点だな。すごいディフェンスだった。
秋山成勲○-×メルヴィン・マヌーフ(1R 腕十字)
すごい、秋山!すごい。正直言ってマヌーフに勝てるなんて思ってもみなかった。絶対スタンドで秒殺だと思ってたのに。
やっぱり寝技で狙いに行く時は柔道着着るんだなあ。
打撃にも上手く対応できてた。ディフェンスと言えるほどのものではなかったけど、うまく決定打をもらわないようにして・・・・、ってなんかこの試合語りたくない!とにかく感動した。
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『恋愛寫眞』
http://clover001.exblog.jp/5807370/
2006-10-04T20:08:00+09:00
2006-11-13T19:16:30+09:00
2006-10-04T20:08:12+09:00
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映画
満足度:★★★★★★★☆☆☆ 7/10
【広末涼子と松田龍平共演による恋愛ドラマ。カメラマン・誠人の下に死んだと噂されていた昔の恋人・静流からメールが届く。誠人は届いた1枚の写真を手掛かりに、彼女を探す旅に出る。】
全体的にアラがあって、クライマックスの脚本もメチャクチャ。そして小池栄子の演技もかなり寒い。
さて、そんな映画のドコに魅力を感じて「満足度:7」を付けたのか。それは、「空気」が心地いいから。でも、こればっかりはクチで説明したって伝えられないんだよねえ。残念。
では、クチで説明できる魅力から。
まずは、広末涼子の魅力。広末涼子は瞬間々々の表情を静止画として見た時に、非常に魅力的になる。とにかくその魅力といったら尋常じゃない。好みがどうこうではなく、おそらく誰が見ても魅了されるはず。そんな広末涼子の武器を反則気味に使用したのがこの映画。
テンポも良い。全体的にスローテンポでゆったりと進んでいくのがかなり心地良く、引き込まれていく。
この映画、全体的に見ると結構寒い映画なんだけど(クライマックスのこともあるし)、ワンシーンワンカットにある魅力っていうのは、非常に心に残るモノがある。それは、さっき言った広末涼子の魅力に似ているところもある。が、広末涼子からくるものではない。巧みな演出からくる「空気」によって感じるセンチメンタルというか、“そういう”感じだ。
そして、誰が見ても興ざめするであろうクライマックス。まあ、ここは完全無視で。笑
僕はこの映画を人には絶対勧めない。人に進められて見ても、楽しくないだろうから。
TSUTAYAで「今日はマイナーな邦画を見てやろう」と、手に取ったり。流れで深夜まで起きてて、「今日は朝まで起きようじゃないか」という時にたまたま撮ってあった深夜映画で見たり。と、偶然に見てしまった感じで見てほしい。まあ、この感想を見てしまった時点で偶然の幅はかなり縮まっちゃったけどね・・・。笑
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K-1 WORLD GP 2006 開幕戦(地上波観戦記)
http://clover001.exblog.jp/5787554/
2006-10-01T14:18:00+09:00
2006-10-26T19:54:57+09:00
2006-10-01T14:18:01+09:00
happy_clover001
立ち技系(K-1,ボクシング…etc
アーネスト・ホースト○-×藤本祐介(3R KO)
パンチでは、藤本はホーストに対して左右のフックが決まるなど、互角かそれ以上の闘いをみせる。が、1Rからコツコツ当てられていたローに、終に足が壊れてダウン。そしてノックアウト。
知らないうちにを積み重ねて(本数もそんなに多くないのに)、ノックアウトまで奪ってしまうローキックは、さすがホーストと言ったところか。
でも、「こんなホースト見たくなかった」というドコか心に引っかかる感情はどうしても抑えきれない。もはや「ミスター・パーフェクト」の面影はない。「行けるところまで突っ走ってくれ!!」という気持ちにはなれないのは、悲しい限りだ。
レミー・ボンヤスキー○-×ゲーリー・グッドリッジ(3R KO)
1R、レミーは非常に動きが良かった。軽快なステップでローをコツコツ当てて、ガードが下がったところでハイ。極めつけは開始50秒に放ったフライングニー。これがゲーリーの顔面にジャストミート。レフェリーストップかかっても良いくらいの倒れっぷりだったんだけど、カウント10後も試合続行。レミーはディフェンス面でも良い仕事をしていた。ボディにはフックが入っていたものの、顔面には3R通してほとんどパンチをほとんど貰わなかったのは、さすが。
2,3R、レミーは少々失速。ノックアウトを狙いすぎたせいか、十八番のコンビネーションからのローがあまりみられなかった。が、3R開始40秒にまたもやフライングニーがジャストミート。さすがレミー、やるところでやってくれる。
ゲーリーは良い所が無かった。まあ、相手がレミーだし。ゲーリーにとってはやりにくい相手だろう。
ルスラン・カラエフ○-×バダ・ハリ(1R KO)
何があったのだろうか。どれパンチもジャストミートしてるようには見えないのだが・・・。たしかに、カラエフの肘が当たってるようにも見えたが・・・。
やはりダウン後の蹴りが顎に入ってしまったのだろうか。
バダ・ハリの真価を問う試合として期待してたのだが。はぁ、一酸化炭素が大量発生しそうな試合だ。
武蔵×-○ハリッド・“ディ・ファウスト”(判定)
武蔵の試合は個人的には評価しているのだけど、今回の試合は少々酷かった。何も出来ずに終わった感じ。
ファウストは、谷川氏の言う通り本当にのびのびと闘っていたし、武蔵相手に判定で勝ったのもそれなりに評価できるでしょう。ただ、東京ドームに行ってもまともな試合ができるのはホーストくらいだと思う。
グラウベ・フェイトーザ○-×ポール・スロウィンスキー(判定)
スロウィンスキーも動きは悪くなかった。いや、むしろかなり良かったはずだ。ただ、それ以上にフェイトーザが良すぎた。パンチも非常に的確だし、ガードもしっかりしている、そして十八番のハイキックのキレも抜群。かなり調子を上げているようだ。ただ、あそこまで追い詰めておいて決めきれなかったのは少々残念。まあ、スロウィンスキーも打たれ強いんだけどね。
スロウィンスキーはかなり評価できる試合内容だったと思う。しかし今回は相手が悪かった。さらにレベルアップして来年リベンヂしてほしい。
今大会のベストバウトだ。
セーム・シュルト○-×ビヨン・ブレギー(1R KO)
さすがシュルト、さすが。ブレギーはもうちょっとガードを強化した方がいい。地方GP(オランダだっけ?)でもナオフォールのハイでダウンを奪われたしね。まあ、今のままでもゲーリーぐらいなら勝てただろうけど。
ジェロム・レ・バンナ○-×チェ・ホンマン(延長判定)
やはりホンマン相手だとどうしてもアグレッシブに戦えない。これはしょうがない。仕様だ。
バンナはローを打ちつづけてたらたぶんノックアウトできただろうけど、懐に入って顔面狙いに行きましたね。さすがバンナ、男気が良い。
ホンマンはアウトボクシングを意識しすぎたのかな。もっと圧力掛けたほうがスタミナを奪えて良いと思ったのだが。でも、今までで一番まとなパンチを見れた。いまだに進化し続けてるし、ホンマンにはまだまだ期待できる。まずはロー対策。そんで戦法の確立。これができたらベスト4も見えてくるはず。]]>
『天使なんかじゃない』 矢沢あい
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2006-09-28T21:20:00+09:00
2006-09-28T21:21:26+09:00
2006-09-28T21:20:40+09:00
happy_clover001
漫画・アニメ
矢沢から少女漫画に枠を広げても、「ダントツ」に変わりは無いはず・・・!
すごく感情移入しやすい。
キャラの心情がよく描けているんでしょうね。
読んでいると、一緒に笑って一緒に泣いて一緒に幸せになれます。
そしてサブキャラが濃ゆい。笑
あれだけ濃いのにわりと暴走しないでまとめられている感じ。
サブキャラそれぞれのストーリーも充実してて、且つ多すぎない。
ただし問題は主人公。自分は全然平気だったのですが、
どうやら好きになれない人も少なからずいるらしい。
まァ、万人ウケするキャラクターなんて描けないわけだし、
当たり前と言えばそうなんだが、そこがこの作品を好きになるかならないかのポイント。
満足度★★★★(★) 4.5/5
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『デトロイト・メタル・シティ』 若杉 公徳
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2006-09-27T22:53:00+09:00
2006-09-27T22:48:01+09:00
2006-09-27T22:47:20+09:00
happy_clover001
漫画・アニメ
この漫画、アマゾンの書籍ランキングで1位、各書店では売り切れが続出だそうな。・・・・・・なぜ?結構ありがちなギャグ漫画なんだが・・・。
たしかに衝撃を受ける漫画ではあるけれど、それほど面白くもないし(完全な主観だけど)。まあ、良くあるギャグ漫画と大差ないかなと。
結構下ネタが出てくるんだけど、全然活かしきれていない。「ここで下ネタを持ってくるのか!?」っていう意外性がないんだな。というより、全体的に下ネタがはびこり過ぎていて少し冷める感じ。
絵に魅力がないのも冷める原因。下手なのは良いとして、まったく魅力がないのはちょっと・・・ね。
結構ボロクソ言っちゃったけど、まぁ普通のギャグ漫画です。ただ、あまりにも評判が良かったので・・・ね。
満足度:★★☆☆☆ 2/5
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