満足度:
★★★★★★★☆☆☆ 7/10
【広末涼子と松田龍平共演による恋愛ドラマ。カメラマン・誠人の下に死んだと噂されていた昔の恋人・静流からメールが届く。誠人は届いた1枚の写真を手掛かりに、彼女を探す旅に出る。】
全体的にアラがあって、クライマックスの脚本もメチャクチャ。そして小池栄子の演技もかなり寒い。
さて、そんな映画のドコに魅力を感じて「満足度:7」を付けたのか。それは、「空気」が心地いいから。でも、こればっかりはクチで説明したって伝えられないんだよねえ。残念。
では、クチで説明できる魅力から。
まずは、広末涼子の魅力。広末涼子は瞬間々々の表情を静止画として見た時に、非常に魅力的になる。とにかくその魅力といったら尋常じゃない。好みがどうこうではなく、おそらく誰が見ても魅了されるはず。そんな広末涼子の武器を反則気味に使用したのがこの映画。
テンポも良い。全体的にスローテンポでゆったりと進んでいくのがかなり心地良く、引き込まれていく。
この映画、全体的に見ると結構寒い映画なんだけど(クライマックスのこともあるし)、ワンシーンワンカットにある魅力っていうのは、非常に心に残るモノがある。それは、さっき言った広末涼子の魅力に似ているところもある。が、広末涼子からくるものではない。巧みな演出からくる「空気」によって感じるセンチメンタルというか、“そういう”感じだ。
そして、誰が見ても興ざめするであろうクライマックス。まあ、ここは完全無視で。笑
僕はこの映画を人には絶対勧めない。人に進められて見ても、楽しくないだろうから。
TSUTAYAで「今日はマイナーな邦画を見てやろう」と、手に取ったり。流れで深夜まで起きてて、「今日は朝まで起きようじゃないか」という時にたまたま撮ってあった深夜映画で見たり。と、偶然に見てしまった感じで見てほしい。まあ、この感想を見てしまった時点で偶然の幅はかなり縮まっちゃったけどね・・・。笑