満足度:
★★★★★★★★(
★)☆ 8.5/10
第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞(同時受賞:千と千尋の神隠し)、第33回シッチェス映画祭(スペイン)最優秀アジア映画作品賞受賞、第6回ファンタジア映画祭(カナダ)最優秀アニメーション映画賞芸術的革新賞受賞とそうそうたる賞を受けたこの作品ですが、国内においては『千と千尋~』の圧倒的な知名度の高さに埋もれてしまい、一般的な認知度は現在においてもあまり無いようですね。私的には『千と千尋~』よりだいぶ好きだったのですが。
とにかくこの表現力!スゴいです。実写ではなし得ない、アニメーションならではの良さがたくさん詰った作品だと感じました。
巧みに入れ替わる幻想と現実・過去と現在、音楽、背景、スピード感。全てに魅了されます。
この映画、画像(写真)として見ても楽しめるんです。色使いがすごく綺麗なのです。自分は、千代子の赤い帽子と雪とがコントラストになっているシーンがとても気に入りました。(映画見ないと分りませんが。。)
ストーリーが単純明快なのも良い。「ストーリーの薄さ」についてはは賛否両論ですが、個人的には気になりませんでした。演出が凝ってるということで、ストーリーがシンプルになってすごくバランスが取れています。こんな単純なラブストーリーでまさか感動するとは思ってなかっですよ。