武士道ありましたね!今回はなかなか面白かったです。白熱した試合もあれば、ショッキングな試合もありました。
ただ、長南亮が出なかったのは残念。
美濃輪育久○-×ジャイアント・シルバ(1R レフェリーストップ)
身長差55cm、体重差約100kgという体格さ。凄すぎ・・・。まあ、美濃輪は無差別級GP出場を標榜しているのでいい練習になったかもしれない。
試合の流れは、まず実濃輪が前転気味にシルバの足元に転がってって、タックル→サイドポジション→ヒザ→レフェリーストップ。
予想では「足間接を狙っていくのでは・・・。」と予想されていたけれど、まぁ実濃輪が事前に予想されていることをやりたがらないのはいつもの事。
今回美濃輪の魅せるプレーは前転気味のタックルのみ。まぁ、あれだけでも結構面白かったんだけどね・・・。
それにしてもシルバは穴だらけだなぁ。。
ヨアキム・ハンセン○-×ルイス・アゼレード(1R KO)
どう考えても今回のメインマッチ。対戦カードだけ見ても一番最後にやるべき試合が・・・。
内容も武士道最高峰の名勝負だった。主導権何回も入れ替わり、立っても寝てもいい殴り合い。言語で説明するのが勿体無いくらい良い勝負。なんていうか、論理的に考えるのではなく、本能で感じるような試合だった。
結局、最後に決め手になったのは、宇野戦を思い出すようなハンセンのヒザ。すばらしい。
近藤有己×-○フィル・バローニ(1R KO)
試合開始直後に良いパンチを当てて、その後はずっとごり押し。近藤に何もさせないでKO勝利。
近藤の圧勝を予想していた僕としてはかなりショックな試合でした。階級を落として試合にのぞんだわけだから、パンチでは負けないと思っていたら甘かった。バローニは相当練習を積んできたのだろう。
小池栄子曰く「バローニ選手は良い選手になってきましたね~!もっと荒削りな印象だった」
ダン・ヘンダーソン○-×三崎和雄(判定)
まぁ、ダンが勝つのは間違いなかったんですが、三崎も健闘しましたねぇ!。打撃もそれなりにやり合っていたし、グランドではサイドもとっていた。
ウェルター級はまだまだこれから盛り上がっていきそう。
でも、ダンの打撃は鋭いなぁ。大ぶりなのに当たるんですよね。
五味隆典×-○マーカス・アウレリオ(1R 肩固め)
ライト級の絶対王者とも言われ、プライド参戦から無敗だった五味がついに負けた。なんだろう、この言葉に出来ないような辛さは。いつかこの日が来るのは解っていたのだけれど、それでも信じられなかった。信じたくなかった。思えばバンダレンが負けたときもこんな気持ちだった。でも、今回は日本人ということでショックが倍増しているのかもしれない。
敗因はなんだったのだろうか。試合前から言われていた練習不足が原因なのだろうか。本当かどうかは不明だけど、五味自身「寝技に関してはまったく練習していない」と言っていた。やはり、圧倒的なNO.1の座はモチベーションを下げてしまったのだろうか。
それとも、もともと寝技がウィークポイントだったのだろうか。
敗因がどうであれ、五味にはまだまだ武士道の頂点に居座ってもらいたい。次のライト級GPでまた強い五味が見られるように強く願っている。